パナソニックIPマネジメント株式会社

製品や技術を開発した時
財産権の一種に、特許権というものがあります。
特許を取得することで、一定期間製品の開発や販売を独占できるので非常に便利です。
この期間は、他の会社がマネして製品を作り販売することはできません。
もしそのようなことをされたら、特許を侵害されたと判断して適切な措置を取ってください。
パナソニックIPマネジメント株式会社でも、特許を持っています。
最初の特許は松下式ソケットという名前で、配線工事に使っていたソケットを改良したものです。
これ以降もパナソニックIPマネジメント株式会社はさまざまな特許を取得し、今では100件以上になります。
さらに見逃せないのが、パナソニックIPマネジメント株式会社は、日本で最も多くの特許を持つ会社ということです。
期間が決まっている
注意する部分は、特許を取得しても永遠に続くわけではないことです。
基本的に特許は出願した日から、20年までとなっています。
なぜこのような決まりになっているのかというと、期限があることでみんなが今まで特許を取得できた製品よりもっといい製品を開発しようと取り組むことを期待できるからです。
そしてパナソニックIPマネジメント株式会社は、パナソニックグループ内のすべての知的財産の業務を担当しています。
具体的には、まずパナソニックから知的財産の信託譲渡を受けます。
それからパナソニックIPマネジメント株式会社が権利取得を特許庁や特許事務所に伝え、ライセンス交渉や知的財産の売買を他の会社へ行う流れになっています。